ランサー エボリューションXを見てきた。

V36をスカイラインの方向性にイマイチ納得ができない中、歴代同様に走りに振ったモデルと言う

前評判を確かめに赴いた。

見学車両はGSR。（ライトニングブルーマイカ）

【エクステリア】

従来のようにランサーベースではなく、先日発表されたギャラン フォルティスがベース。

フロントマスクは非常に精悍。

シャープな顔つきであり、ボンネットのエアインテイクもその気にさせるデザイン。

ただしフロントマスクのセンター部分の樹脂のチープ感は否めなかった。

劣化が速そう。デザインが精悍なだけに残念。

またリアスポイラの土台部分も本体とは違う樹脂丸出しの素材。

こういう部分は非常に残念。

ちなみに展示車は、現愛車とほぼ同色なので愛着がわいた。

【室内の広さ】

セダンとして秀逸。前席、後席共に頭上空間、足元の余裕も充分。

これは優れたパッケージング。

いつも通りに運転席でベストポジションを取って後席に座ってみたが余裕。

当然ながら（恒例の尺度である）自分が4人乗っても問題ない広さ。

【シート】

ドライバーズシートはレカロをおごる。説明は無用。包まれ感は素晴らしい。

我が愛車にも欲しい。

リアシートにもヘッドレストがあり、乗員の安全性を配慮。

材質は可もなく不可もなく、と言うところ。

【エンジン】

展示車につきコメント不可。

ただし最大トルクが43Kg-mは素晴らしい。是非実車を運転してみたい。

【静粛性】

展示車につきコメント不可。

【ミッション】

展示車につきコメント不可。

【インテリア】

このクルマの名前を聞いてから見ると明らかに「雰囲気不足」は否めない。

ベース車のギャランの雰囲気がそのまま。　このクルマにヒカリモノのガーニッシュは不要だろう。

【インパネ等】

メーターは大きく速度計と回転計。真下がゼロの位置になり、良い雰囲気。

が、エアコン操作ダイアルやら、その他のスイッチが全くノーマルなまま。

もちろん走ってナンボのクルマである事は否定しないが、

もう少しドライバーの気持ちを高揚させても良いだろう。

【総論】

おそらく実際に走って見れば本当の素晴らしさがわかると思うが、

停止した状態では上記のような感想。

プライスタグは370万円前後だったが、これを高いと見るか安いと見るかは意見が分かれる。

少なくとも自分はV36スカイラインの完成度が上に感じた。

【補足】

三菱某店舗にて見学したが、接客態度に失望。

企業体質の改善を図るとアピールしているようだが、少なくとも今日自分が経験した限りでは

「顧客軽視」の体質は変わっていないと言わざるを得ない。

さすがに店内に入った際には挨拶があったものの、その後は一切全く一言もお構いなし。

手が空いている営業氏がいたにも関わらず、無視。

まるで寿司屋等で板前さんが常連さんを手厚く扱い、一見さんお断りの雰囲気が近い。

怒りや呆れを通り越して悲しみを感じた。