セレナ（レンタカー）に乗った。

友人が所有するセレナに乗せてもらった事はあったが自分で実際に運転したのは今回初。

【エクステリア】

大きく、それでいてある程度締まった感あり。

5ナンバー枠いっぱいを使っただけの事はあるが、運転していて取り廻しの際に大きさは感じなかった。

ヘッドライトは「オートライトシステム」が装備されていた。

またバックビューモニタも装備されており、Rギアに入れるとクルマ後部が自動的に表示された。

これは事故の未然防止視点で良い装備。

【室内の広さ】

セダンとの比較となるが、当然ながら非常に広い。

室内は高さもあり、圧迫感は皆無。窓も大きく開放感は素晴らしい。

後席も3列共に充分な空間を確保しており、なるほど売れる理由を理解。

【シート】

やや硬め。

運転席と助手席の間には通り抜け可能なスペースがあり、使い勝手の良さを痛感。

今回は定員8名に対して6名乗車。

多勢の乗車だったので極力丁寧な運転を心がけたせいも手伝ってか

コーナー等でもホールド感に不満はなかった。同乗者も同様だったと思われる。

【エンジン、静粛性】

エンジンのラインナップは2000cc。

6名乗車でも市街地を走行する分には全く問題なし。 通常の速度域では静粛そのもの。

タイヤもコンフォート系だった事もあろうが、とにかく快適。

加速を求めてアクセルを踏み込むと、元気よく回るもののやはりこのボディ＋6名乗車では厳しく

トルク感に欠ける。従って、高速入口のちょっとした勾配では意識してアクセルを踏まないともたつく。

アイドリング時も静か。また一般道での乗用速度、首都高速での制限速度付近でも極めて静粛。

おそらくフル乗車での山間走行は厳しいと思うが、市街地ユースでは全く問題なし。

【オートマ】

可もなく不可もなく、と言う感じ。

変速時のショックはあまり感じず。

【トランク】

今回は6名乗車と言う事で、シートは3列のまま乗ったため、

3列目を折り畳んでの荷室空間の確認はできずじまい。

しかしこの状態でもゴルフバッグを立てれば最低3つは積載可能と見た。

さすがは1BOXカー。

【インテリア】

全体的に好感が持てた。細部に渡ってしっかりできている。

特にちょっとした収容スペースは大した物。

 

エアコンスイッチ等の操作性も問題なし。

ただ敢えて難点をあげるならば、前部/後部エアコンのコントロール状態が

一箇所にまとめて表示されるので区別しづらかった。が、慣れの範囲。

【インパネ等】

標準的なデザインのメーターパネル。

速度計、回転計、水温計、燃料計に加え、燃費計が付いていた。 (燃費計はトリップメーターとの切り換え表示)

これはエコ運転を心がけるためには良い装備。

またメーターは見易い発色。

カーナビは（画面から判断しておそらくECPLIPSE）装着されていたが、

どうも動作から判断してDVDタイプの模様。

先日乗ったCube同様、このご時世HDDタイプを標準装備して欲しいもの。

【総論】

さすがに年間上半期でワンボックスカーで販売台数No1になる訳である。

とにかく良くできたクルマ。

今回は首都圏の平坦路だけを走行。この限りでは動力性能には問題なし。

しかし定員近い乗車状態での山岳路等は厳しそう。

日常の使用状況でそういうシーンがどの程度あるかは人それぞれだが。

Cubeで気になったピラーの太さによる視界の妨げはこのクルマでは問題なし。

（2008.09.10記）