シルフィ 試乗記



シルフィ(レンタカー)に乗った。
 

かつては愛車として二世代に渡ってブルーバードを所有したが、それ以降の運転は久しぶり。
シルフィになってからは今回初。


【エクステリア】
流行りのデザインか、丸みを帯び、大きく見える。
5ナンバー枠いっぱいかどうかはわからないが、運転していて取り廻しの問題はなかった。

ヘッドライトは「オートライトシステム」が装備。
これは街中や首都高速等を走る際に便利な装備。


【室内の広さ】
セダンとして非常に広い。
室内は高さもあり、圧迫感は皆無。
後席も足元に充分な空間を確保しており、広さは充分。


【シート】
適度な硬さ。
質感にも問題は感じなかった。車格にもマッチした適切なシート。


【エンジン、静粛性】
エンジンは2000cc
最大でも3名乗車だったが、市街地を走行する分には全く問題なし。 通常の速度域では静粛そのもの。
タイヤもコンフォート系だった事もあろうが、とにかく快適。

加速を求めてアクセルを踏み込むと、元気よく回るもののやはり瞬発力はもの足りない。
特に5070系キロ程度からの加速はもう少しシャープな味付けにしてもよいのではないか。
もっとも比較対象がターボ装備の愛車ゆえ公平な比較にはならないが。

アイドリング時も静か。また一般道での乗用速度、高速での制限速度前後でも極めて静粛。
おそらくフル乗車での山間走行は厳しいと思うが、市街地ユースでは全く問題なし。

また回した時のエンジンサウンドも、かつてのSR系エンジンのようながさつさはなかった。
時代の流れを痛感。


【オートマ】
このクルマはCVT。従って変速時のショックはなし。
ただ設定なのか、制止状態からスタートする際の食いつきが良い分、微妙なアクセルワークが必要。
SPORTSモードにしなくてもその事象は顕著。
またアクセルオフの時点でもクルマが反応するので、よほど注意しないと乗り心地をスポイルする。
特に交差点等で、曲がりながら発進する際にはマイルドなアクセルワークが必要。
ファミリーカーとしての味付けとしてはいかがなものか。


【トランク】
さすがはFF車。広大なトランクで奥行き、深さ共に申し分なし。
カタログ通りにゴルフバッグ4つ積載は問題ないと思う。


【インテリア】
全体的に可もなく不可もなく好感が持てた。
細部に渡ってしっかりできている。
エアコンスイッチ等の操作性も問題なし。
ただ自分の愛車とはミラー調整のスイッチが異なり、慣れるまでは一苦労。
最後まで違和感はぬぐえなかった。


【インパネ等】


標準的なデザインのメーターパネル。
速度計、回転計、燃料計。水温計と燃費計は無し。
昨今のエコを意識したクルマと比較すると少々物足りない。

カーナビは(ECPLIPSE)装着されておりDVDタイプの模様。
データの更新を考えるとDVD同の方がラクだろうが、このご時世HDDタイプを標準装備して欲しい。


【総論】
メーカーとしては売れ筋にしたいであろう、一般的なドライバーにとっては問題のない良いクルマ。

ちなみに燃費は市街地の短距離運転がほとんどであったにも関わらず10Km/Lは余裕でパス。
2000ccとしては良い。

高速道路を走行中にレーンチェンジを試みたが、挙動が安定するまでの間は動きが大きめ。
不安感が残った。

2009.08.24記)



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