セレナに続いて「プロドライブ」を搭載した新型エクストレイルに試乗した。
プロドライブはセレナで体験済だが、SUVとしてはどうなのかと言う興味があった。

エンジンは2000cc(MR20DD 147PS)、加えてモーター(41PS)というカタログ上の動力性能。

試乗車の色は「ミレニアムコロナオレンジ」。

【エクステリア】

セールス氏によると、フロントマスクはノート人気にあやかってマイナーチェンジされたとのこと。
昨今、各メーカーともに「顔」のシリーズ化が流行っているが、特に違和感は感じなかった。

【室内の広さ】

前席/後席の余裕は元々たっぷり。ただし、いただけないのが荷室。
ゴルフバッグが横に詰めない。要は斜めに積む必要がある。
これはライバルとなるであろうトヨタのハリアーと比較して残念な点。先日見たハリアーはこれ見よがしに
ゴルフバッグをすっきりと横に積んでいた。セールス氏もここは改善して欲しいとコメント。
またハイブリッド車ゆえにバッテリー分が数センチ盛り上がっていたが、数センチならばこれも何とかして欲しいもの。

【シート】

今回は特に注目せず。

ほどよく硬く、適度な柔らかさをも持っているので及第点と思う。

【静粛性】

ハイブリッドモデルゆえになかなか優秀。
昨今のオートマ車は「ロー」モードがないが、このクルマは性格上備わっている。
その認識なく「ドライブ」のつもりで「ロー」に入れてしまったが、エンジン回転数は上昇するものの、嫌らしい
うるささではない。

タイヤのロードノイズも良く抑えられていた。モーター音は確認できず。

【パワー】

カタログ値通りの感覚。個人的にはもう少し欲しい感じ。
第三京浜に入る際に踏み込んでみたが、格段の「パワー感」は感じなかった。
大人二人が乗車した状況でこうだと、フル乗車では少々きついか。
エンジンとモーターのダブル駆動になっても「刺激的」とはいかなかった。
もっとも「かっとばす」クルマではないが。

【インテリア】
画像はないが、各種操作はしやすいしメーター類も見やすい。
ただし運転モード/状況表示とプロドライブの状況表示の片方しか同時にモニタできないのは個人的には残念。

（2017.06.25記）